ビワはお釈迦様が「大薬王樹」と呼び
ビワの葉を「無憂扇」と呼んだ仏教医学癒しの原点です。
お釈迦様は古代インド医術界最高の医者と言われギバから
医学を学び、更に人間医学として「釈迦の医学」を提唱しました。
お釈迦様の説いた釈迦の医学の経典の中の第九巻「如来性品」には
人間を病気による苦しみから救う方法が書かれています。
それによると、すべての病気が「大薬王樹」で救えるといいます。
大薬王樹とはビワの木のことです。
ビワの木の枝、葉、根、茎、種、すべてに薬効成分が含まれています。
釈迦の医学は中国の僧侶によって日本に伝えられました。
日本においては天皇家の勅命により聖徳太子により創設された
施楽院が始まりとされています。
施楽院での治療は、ビワの葉療法が用いられていました。
その後、全国のお寺にビワの葉療法が広まっていきました。
ビワの葉療法の原型となるものに、ビワの葉を患部に当てるという方法があります。
この方法はビワの葉に、経文を書いて火にあぶり、患部を撫でるというものでした。
ビワの葉で患部を撫でる療法に次いで、ビワの葉をあてた上からお灸をする方法が生まれました。
これが後に一般的となり「ビワ葉温圧療法」として広まっていきました。
ビワの葉の成分は、ブドウ糖、しょ糖、果糖、マルトース、でんぷん、デキストリン、
クエン酸、リンゴ酸、アミグダリン、タンニン酸、サボニンなどが含まれています。
なかでもアミグダリンは、体の中でがん細胞だけを選んで破壊するのが特徴です。
アミグダリンが多量に含まれるビワの葉と種で、あらゆる病気の原因となる汚れた血液を
浄化する働きがあります。
ビワの葉のエキスともぐさのお灸の温熱療法でツボを刺激しながら、身体を温めてあげると
血流を促し、老廃物をだすことで、自然治癒力を高めます。
ビワの葉療法は、身体を温めリラックスして副交感神経を優位にする、とても気持ちのいい療法です。
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